釉薬の新色



久しぶりに新色を追加しました。

何ヶ月ぶりでしょうか?新しい釉薬を追加するのは?
教室では現在30種類ほどの釉薬が常備完備しています。

全く変化がないと生徒さんも楽しくないと思い、定期的には新色を追加するのですが、これがなかなか難しいです。

余りに多品種完備するとまったく使われない人気のない釉薬もあれば数ヶ月に1回は使われるという釉薬もあります。

原料が高価なモノもあればなど・・・色々です。

今回は黒系シリーズの第3弾です。
現在は黒の艶ありと艶なしの2種類がありました。
そして、新たに今回は瓦で一般的よく見かける「いぶし瓦」をイメージした、「名は・・・いぶし釉」を追加しました。

この釉薬を作るのはとても簡単でした。


中国黄土と85%二酸化マンガンを半々の配合です。

これをポットミルという機械でまわします。
教室開講中にまわしているとよく生徒さんから「これ何ですか?」って質問があります。
そりゃそうですよね。かなりうるさいシロモノですから。
ってことでこれは釉薬を作る道具です。

この「いぶし釉」はなかなか渋い仕上がりです。
とても扱い易いです。
言葉悪いですが適当に掛けてもとても綺麗に仕上がってくれます。
酸化焼成還元焼成も共に味ある感じに仕上がります。

但し、粘土の種類は限定されるみたいです。

皆さん使ってくださいね。