大阪市立美術館


昨日水曜日は昼からの教室なのでバタバタで天王寺にある「大阪市立美術館」に行って来ました。
久しぶりの天王寺公園はとても綺麗に整備されていました。
随分と若い頃にここで「花の博覧会」ってものが開催されていて、学生でアルバイトとした事があります。随分昔のこと・・・・。笑

今回のお目当ては彫刻の作品です。
・・・でしたが、事前の告知で見た、ある作品のお目当てが彫刻ではなく勘違いでした。紛らわしい!怒

でも、そのお陰で行ってお気に入りになった画家「伊藤若冲」のポストカードを購入しました。


この方の絵は普段何気に色々なところで現代の広告などで見かけているみたいです。

伊藤若冲の解説を少し・・・
17世紀前半、京都の青物問屋の長男として生まれた若冲は、家業の青物問屋のかたわら、狩野派の絵を学んだ。
京都の寺院などを回り模写を行う一方で、自宅の庭にあるものを題材に数多くの動植物を描いた 。その構図や描写は時に奇抜で見るものを圧倒する。特に、庭で飼っていた鶏を描いたものに代表作が多い。
1800(寛政12)年、京都深草にて、その生涯を終える。

このハガキの版画は「玄圃瑤華」と言われているシリーズみたいです。
以下は参考資料・・・『玄圃』とは、「神仙に通じる崑崙山にある理想郷の中腹大地」を指し、『瑤華』とは「玉のように美しい花」を指す言葉。
若冲独自の視点によって、身近な草花と動植物との組み合わせが描かれている。虫に食べられた葉が一見、不気味にも映るが、丸い穴がアクセントになり、絵を引き締めている。
また、構図の見事さは言うまでもないが、それぞれの動植物は、その特徴をとらえ若冲の解釈によって、見事に形作られている。
この版画の特長は「墨拓版画」と言うそうです。
通常とは白黒が逆転しており、摺る時にも拓本をとるときの様な技法が用いられています。

この3枚の版画ハガキを綺麗な木枠でも作って部屋に飾るとします。


日本画・洋画・版画・彫刻・工芸・書、7月20日まで開催されています。陶芸作品もありますよ。
時間のある方は行ってみてください。