ルーヴル美術館展−17世紀ヨーロッパ絵画−




京都市美術館で開催中の「ルーヴル美術館展−17世紀ヨーロッパ絵画−」に行って来ました。
GWの真っ只中だったので、ビックリするほどの長蛇の列でした。並ぶ根性はないので、先に昼食を済ませて時間をズラして再度訪れてみると正解でした。すんなりと入場出来ました。嬉

さすがに中に入ってみると人人人の混雑振りです。これほどまでに日本人は絵が好きなのかと思う程に満員御礼でした。
でも、絵が好きな人でない人も感動します。
素直にやはり名画は感動します。
絵が何かを語りかけています。
そして、じっと見つめてしまいます。

私が感動した名画・・・ついつい、立ち止まって見つめてしまった名画は・・・

■ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工ヨハネ

大工である父の「ヨハネ」が子の「キリスト」に明かりを持たせて十字架を作っています。
ヨハネの目はろうそくの光に照らされてしっとりと涙が。
それはなぜかというと、キリストが将来張り付けられる十字架を作っているからだそうです。
ヨハネの表情が何とも言えませんでした。額に刻まれた深いしわと物思いにふける眼。あの眼の先は自分の手元を見ているのでもなければ、我が子を見ているのでもないのでしょう。
自分の心の奥底の苦悩を見つめているような眼でした。
この写真ではあの「瞳の輝き」は感じとれないでしょう。

どうぞ、実物を見て感じてください。

【公式解説サイト】↓
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict12.html


ヨハネス・フェルメール「レースを編む女」

9月27日迄
京都市美術館
TEL075−771−4107
公式サイト http://www.ytv.co.jp/event/louvre/